森林浴
日本での森林浴は1982年に当時の林野庁長官によって命名されました。治療手段の1つとして自然療法があり、病気の治療や症状の改善に自然の力を利用しようというもので、森林浴は特定の病気を直接治す効果はありませんが、森林の空気が開放感や爽快感を与え、殺菌効果があることが分かり、ストレスの解放に役立つことから近年注目を集めることとなりました。ドイツなどでは森林療法というものまであり、患者の症状などにより、どこの森林をどの程度の速度で歩けば良いかを医師が処方してくれるまでになっています。森林浴の方法としては森林の中で散策したり、オリエンテーリングなどのゲームを行なったり、体を動かし呼吸量を増やし、森の空気をたくさん吸い込もうというものです。それ以外にも運動量を多くせずに複式呼吸や深呼吸を行ない、森の空気をふんだんに吸い込もうというものがあります。そうして森林の香気の神経系への作用うながし精神安定を図ろうとします。ことさら森の空気を吸おうと意識せずに、閑静な森林に入り好きな事をしようとすることが大事で、森の中で本を読みながら一日を過ごすようなことが大切です。

copyrght(c).fitness life.all rights reserved